2009-05-08

屋久島の人為的移入種。

最近、午前2時から3時ぐらいに何者かが鶏を襲う事件がありました。
被害は無かったのですが
当初、何に襲われたのか全く見当がつかず、
夜行性の動物であることぐらいしか分かりません。

うっかり鶏舎の扉を閉め忘れていた日にそれはおきました。
午前2時半ぐらいにいきなりけたたましく鶏か叫び始めたので
飛び起き
鶏舎に行ってみると鶏が数羽鶏舎外に飛び出しています。
叫び声がするところへ行くと
ガサガサと何者かが逃げていく音。

どうやら鶏を引きずっていった様子。
襲われた鶏の状態から見て
顎の力はそんなに強くなく
首などの急所を一撃で狙うといったようなことも無い。

夜、鶏を襲い死に至らしめる一般的な動物としては
犬、キツネ、イタチ、フクロウなど。

キツネは屋久島にはいませんし
敷地を囲っているネットには犬が入れるほどの隙間はありません。
状況から考えてイタチ、フクロウもありえません。

そして今朝午前3時ごろまたアタックがありました。
また急いで鶏舎に行くとどうやら鶏舎の外で寝ていた鶏が襲われた様子。

月明かりでうっすら見えたその正体は
体長60センチほどで
体高が低く
比較的毛は長い。

駆けつけるとさっと逃げていったので顔は見えず。



様子から考えるとどうやらタヌキの様です。

もともとタヌキは屋久島には存在せず
人為的に移入されたものです。

雑食性で植物、小動物を食べるのは知っていましたが
タヌキが鶏を襲うのは予想外でした。

隣の集落まで来ている等、
タヌキのうわさは聞いていましたが
ついにここまで来たかという感じです。
島の西部、南部、北部、もうほぼ全島にまで
その勢力を広めてしまったのかもしれません。

温暖で冬も比較的すごしやすく
農作物もあり
爆発的に繁殖している過程なのかもしれません。





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